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礼拝
渡部信

常盤台バプテスト教会 2023.7.16 主日礼拝 「土の器に納めた宝」渡部信牧師【コリントの信徒への手紙 二 4章7~12節】(新共同訳 新約P.329)


礼拝出席カード



音声メッセージ

礼拝終了後掲載いたします。通信料が心配な方はこちらからご視聴ください。
礼拝プログラム
前奏                  
招詞       司式者
祈祷                  司式者
賛美    新生618番「主のためにわれは生く」
献金感謝              司式者
聖書    コリントの信徒への手紙 二 4章7~12節
特別賛美  
宣教    「土の器に納めた宝」渡部信牧師
祈祷
賛美    新生498番「イエスに勝る友」1.4節
頌栄    新生673番「救い主 み子と」
祝祷
後奏
宣教概要
 今日は「土の器に納めた宝」と題して聖書の御言葉を学びましょう。
 本日の聖書の箇所を記した使徒パウロは、イエス・キリストの福音によって救われた時、この福音を信じた恵みの大きさに圧倒され、過去の学問、知識、持っているもの全てがフンドのごとく虚しく思えるほど、キリストの救いの素晴らしさを発見し、生涯を献げて初代教会の伝道者となりました。彼は言います。私の、今、信じている救いの福音は、決して覆われているのではなく、もし覆われているとしたら、滅びる人たちに覆われているのだ。それはこの世の神、偶像の神が、信じない者の心をくらまし、神のかたちであるキリストの栄光に関する福音の光が見えないようにしている、と語り、神様の恵みと栄光が明らかにされたのに、信じない人たちには、その神の栄光が見えていないだけである、と言いました。そして、このキリストの救いである「土の器の中に納められた宝」とは、金庫の中に、或いは銀行に預けるようなものではなく、土の器、すなわち、私たち弱い人間の一人一人の内に大事な宝物として納められていて、誰かに盗まれたり、忘れ物になるのでもなく、起きている時も、寝ている時にも、いつもこの私という器の中に、宝として納められているのです。
 私たちの体は、高いところから見れば、アリのように小さく動きまわり、その数はこの地球上に80億人まで増え続けているそうです。でもその一人一人に弱い体が備わり、病気になったり、ケガをしたりしますが、命のある限りその宝は、私たちの中にあり続け、その「計り知れない力は神のものであって、私たちからでたものでないことが明らかになるため」だと彼は証ししました。
 つまりキリストの救いを信じる者には、自分のもののようで、自分のものではない宝、いつもキリストと共にある命こそ、最も大事な宝なのです。彼はこの福音をユダヤ人にも異邦人にも多くの反対と迫害を受けながら伝道して、こう叫びました。「私たちは、四方から苦難を受けても行き詰まらず、途方に暮れても失望せず、迫害されても見捨てられず、倒されても滅びません。私たちは、死にゆくイエスをいつもこの身に負っているからです。」
 私たちは生まれながら悪の力の影響力も受けて育って来ました。この世を友にして生きて来ました。けれども聖書は、言います。「正しい者はいない。一人もいない。悟る者もなく、神を探し求める者もいない。皆迷い、だれもかれも役に立たない者となった。善を行う者はいない。ただの一人もいない。」最初の人、アダムとエバがエデンの園で罪を犯したように、その罪によって全人類にこの罪と死が入り込み、私たちは神の栄光を顕わすことができなくなってしまったのです。その罪の系譜に生きている私たちに、神の御子がこの世に来て下さることによって、誰でもこのイエス・キリストを信じるなら、神の義とされ、この信仰による義がすべての人々に及び、力強く支配するようになった。これが福音です。それは血筋によらず、肉の欲によらず、信じうる者に与えらる命です。ヨハネの手紙一の4章4節にこう書かれています。「子たちよ、あなた方は神に属しており、偽預言者に打ち勝ちました。なぜなら、あなたがたの内におられる方は、世にいる者よりも強いからです」。私たちの内にあるお方は、この世のすべてに勝利して余りある恵みの力をもって、私たちの全てを守ってくださるのです。・・・・